在宅歴約3年の私が感じた在宅ワークのメリット&デメリット

メリット&デメリット 在宅ワーク

こんにちは!コティマムです。

テレビ局記者から無職になった私ですが、在宅ライター歴が早くも3年近くになりました。

在宅の仕事に興味を持っている方もいらっしゃると思うので、今回は3年近く在宅で働いている私が、実際に感じた「在宅ワークのメリット&デメリット」をお伝えします!

在宅ワークのメリット

まずは実感したメリットから!

いつでもどこでも仕事ができる

在宅ワークのメリットといえば、やはりこれ!

「いつでもどこでも仕事ができる」ことです。コティマムはライターなので、パソコン1つあれば場所も時間も選ばず執筆することができます。自宅でも、外出先のカフェでも、海外でも。どこでも職場になるわけです。

また、スケジュールをしっかり組んで納期さえ守ればいつ原稿を書いてもいいのです。昼間に集中して書いてもいいし、夜中や明け方に書いてもいい。今日と明日は休んで、明後日は丸1日書こう!と自由にスケジュールを組み立てられます。

コティマムは記者時代、張り込みなどで緊急的に外で原稿を書くことが多々ありました。

通常は取材後にカフェに入るか帰社するかして書いていましたが、張り込みの場合は緊急なものが多いのでカフェに駆け込む時間もなく、炎天下の中その場で立ったまま急いでパソコンを打つ、みたいなこともしていました。

そういう環境に比べたら、自分でゆとりのあるスケジュールを組めて、好きな場所で好きな時に仕事ができるのはありがたいです。その日の気分によって外に出たり、家で集中したりと選ぶことができます。

※もちろん在宅といえど、取材がある場合は取材時間は拘束されます。しかし、その後の執筆は納期さえ守ればスケジュールは自由に組めます。

仕事環境を自分好みにカスタマイズできる

これも在宅ならではの利点です。自分好みの環境で仕事をすることができます。

自宅で音楽聴きながら書くもよし、好きなドリンクを飲みながら書くもよし!アロマを焚くもよし!バランスボールに乗りながら書くもよし!気分が乗らないからオシャレなカフェや図書館に移動するもよし!

オフィスで働いていたらオフィス環境には一定の縛りがあります。最近は座席がフリーになっていたり、お楽しみランチがあったりと働きやすい環境のオフィスも増えていますが、オフィスでのルールや節度を保つ必要があります。

自宅ならそこはどんなスタイルでも規制されません。

ちなみにコティマムはブラックミュージックが大好きなので、音楽をガンガンかけながら集中しています。

育児やプライベートと両立できる

子育て世代、特に未収園児を育てている人にとって在宅はとても便利な働き方です。

コティマムには幼稚園プレに通う2歳児がいますが、子どもを幼稚園に送ってから迎えに行くまでの3時間くらいで原稿を書き、残りは夜中に少し書いています。

家事と育児をしていると、1日はあっという間!!!しかも子どもが帰宅してからは、自分の時間なんて1分もありません。子どもの相手をして、夕飯を作り、片付け、お風呂に入れ、寝かしつけ……と、怒涛のような時間が始まります。

・子どもが幼稚園に行っている隙間時間に仕事ができる
・夜中や明け方に時間をずらして作業できる

こうした理由からも、在宅ライターは融通が効く仕事です。

また、お子さんがいる家庭は子どもの習い事などにも興味があると思います。平日フルタイムで働いていると、習い事ができる時間もかなり限られますよね。在宅であれば園の送迎だけでなく、平日の習い事や子ども向けのイベントなどにも参加することが可能です。

コティマムは夫や私の両親が遠くに住んでいるため、いわゆるワンオペ育児です。でも送迎や平日の用事などは、なんとか自分の時間の中でやれています。それは好きな時間に仕事ができるからです。

ワンオペ育児の方こそ、在宅ライターという働き方をぜひ検討してもらいたいです。

急な予定に対応できる

「子どもが急に熱が出た」

「どうしても平日にやらなければいけない用事ができた」

子育て世代にとって、子どもがいる限り、自分以外の急な予定でスケジュールが狂ってしまうこともあります。在宅ライターなら自分でスケジュールを自由に組み替えられるので、子どもの急な熱や平日の用事にも対応できます。

在宅ワークのデメリット

もちろん、良い点ばかりではありません。デメリットも見てみましょう。

収入が安定しない

在宅ライターの一番の悩みはこれではないでしょうか。

在宅に限らず、フリーランスが直面する問題ですね。今月はたくさん依頼があっても、来月は仕事があるかわからない。安定的な仕事を任されても、いつまで続くかはわからない。正社員のように毎月必ず一定の月給がもらえるわけではないので、「安定しない」という不安はつきまといます。

コティマムも、「今月は結構いい金額稼げたな」という時もあれば、翌月はその半分以下だったということもあります。

自分で積極的に営業をかけたり、常に新しい契約先を探しておく必要があります。

単価を安く設定される場合がある

既に書きましたが在宅ライター、特にWEBライティングは単価が安く設定されている場合が多いです。

 

 

例えば3000文字の1記事の報酬が1500円だとすると(1文字0.5円)、10本書いても15000円にしかなりません。

3000文字って、結構書くのに時間がかかります。リサーチ、事実を確認、構成、執筆、文字校正、修正…。やることはたくさんあります。仮に1記事書くのに5時間かかったら、時給300円の仕事ということになります。

コティマムも、最初に提示を受けた会社は「3000文字・1800円」でした。この会社で仕事はしませんでしたが、WEBライティングをやり始めたばかりの頃は単価の低さに衝撃を受けるばかりでした。

コティマムの場合は、経験と実績を見て最初からある程度の額を提示してくれる企業と契約しています。

これは経験者だから優遇されているのであって、もし初心者でWEBライティングに挑戦していたら、1文字1円以下の単価からスタートになっていたでしょう。

これから始める方は、単価が低い場合が多いことも頭に入れておく必要があります。そして根気強く単価アップを狙っていく必要があります。

お小遣いレベルでいいのか?

メインのお給料として稼ぎたいのか?

WEBライティングで自分の目標額を達成できるのか、見極めなければいけません。そして経験がある方の場合は、強気な単価交渉も必要になります。

社会保険と福利厚生がない(フリーランスの場合)

在宅の場合、フリーランスの方が多いと思います。フリーランスには社会保険と福利厚生がありません。社会保険、つまり健康保険、厚生年金、雇用保険、介護保険がついていないのです。

アルバイトで一定の時間働いていれば社保は加入できますが、フリーランスには何もありません。

健康で何不自由ない時は社保のありがたみってよくわかりませんよね。でも、出産手当や育休手当、傷病手当、失業保険など、いざという時に身を守ってくれるのが社保なんですよね。

福利厚生も、さまざまな施設や店舗が安く利用できたり、勤務時間に応じて貯まったポイントで商品と交換できたりと、企業によって魅力的な制度がたくさんあります。こうした「給与」以外の部分でサポートしてもらえるのが、正社員の強みでもあります。

在宅ライターのようなフリーランスの場合は、「稼いだ額だけ」です。何かあった時の安心感がないのは、在宅のデメリットでもあります。

認可保育園の入園ハードルが上がる

こちらは子育て世代を直撃する問題です。

まさしくコティマムもいわゆる「保活(保育園活動)」で悩んでいます。正社員から無職になった際に妊娠したコティマムは、フリーランスとして仕事を続けていますが、子どもを保育園に入れる際に壁にぶち当たりました。

コティマムの住む地域では、正社員夫と正社員妻の世帯から優先的に保育園に入ることができるため、私(妻)がフリーランス、しかも在宅勤務であるコティマム家では、そもそも入園競争のスタート地点にも立てませんでした。

子どもが0歳児の時点で第6希望まで認可保育園の入園希望を出しましたが、ことごとく落選したまま2年経ちました。フリーランス、在宅というだけで、入園のハードルが上がることを痛感ました。特に在宅ですね。「家にいるのだから、自宅で子育てしながら仕事できるでしょ?」と思われるわけです。

もちろん、認可外の保育施設や託児所、幼稚園などは話が別です。「預け先」という広い目で見るといろいろな選択肢がありますが、「認可保育園」に限ると、在宅ではハードルが高すぎます。

人と接する機会が限られる

在宅勤務で常に家の中で作業していると、「気づけば人に全く会っていない」ということがあります。

もちろん電話対応や打ち合わせ、取材に出て人に会うこともありますが、オフィス勤務のように毎日仲間と顔を合わすということはありません。

在宅になってみて、毎日ルーティーンでも人に会っていた正社員時代は、情報交換や刺激の場になっていたんだなと思います。上司や仲間から原稿をチェックされたり、何気ない話からヒントを得たりしていました。

今は意識して人に会う機会を作ったり、本を読んだりして情報収集しなければ、「自分の感覚だけ」で仕事をしてしまうことになります。

まとめ

今回は在宅ワークのメリット、デメリットについて書いてみました。

デメリットの方が多くなってしまいましたが(笑)、「いつでもどこでも仕事ができる」というのは、デメリット全部よりも価値が大きいと個人的には感じています。

在宅で仕事を始めてみたい人は、メリットでデメリットをチェックしながら、自分のワークスタイルに合うか検討してみてくださいね。

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