こんにちは。
フリーランスで約3年ほど在宅ライターをしているコティマムです。
「フリーランス」と聞くと、どんな印象がありますか?
いわゆる個人事業主ですが、「不安定で保障も何もない」というイメージがあると思います。
コティマム自身も、フリーランスに移行するのは勇気が入りました。
もともと正社員で記者をしていたので、健康保険や厚生年金なども当たり前のように引かれていたし、毎月決まった収入があるというのはやはり精神が安定します。
フリーランスは個人で保険や年金を払うか、収入によっては会社員であるパートナーの扶養に入ることになりますが、将来の年金の金額も微々たるもの。失業保険や傷病手当、育休手当などもありません。
しかし!!
フリーランスを支えてくれるサービスって意外とあるんです。
今回はフリーランスや個人事業主にオススメのサービスを紹介します。
フリーランスも使える福利厚生を提供している企業
FREENANCE
こちらはGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営している「FREENANCE(フリーナンス)」です。コティマムも登録しています。
GMOクリエイターズネットワークは、ライターやカメラマン、デザイナーなどのクリエイターネットワークを構築し、クリエイター支援やライティングなどのコンテンツ制作を行っている会社です。同社が新たに手がけたのが、フリーランスに特化した収納代行・即日払いサービス「FREENANCE」です。
「FREENANCE」に登録してアカウントを開設すると、フリーランスや個人事業主を支える「保険とお金のサービス」が利用できます。アカウント開設は無料です。
また、ユーザー登録時に反社会的勢力データベースなど複数の反社データベースに登録情報を照会し、金融庁の定めた本人確認手続きに準じた本人確認が行われます。
保険サービスは損害賠償保険の「あんしん補償」が全ユーザーに自動付帯されます。
これは、仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とした事故の補償のほか、情報漏洩や著作権侵害、事故による納期遅延などフリーランス特有のトラブルを補償してくれるもの。
例えば「ドローン撮影中に突風による操縦不能で人に怪我をさせてしまった場合」は最高で5,000万円、「パソコンがウイルス感染しクライアント情報が漏れてしまった場合」は最高500万円までなど、フリーランスならではのトラブルで発生する損害補償をサポートしてもらえます。
会社員の場合は企業が守ってくれますが、「FREENANCE」は後ろ盾のないフリーランスや個人事業主を守ってくれる画期的なサービスです。
また特徴的なのは「即日払い」サービスです。
フリーランスの場合は納期までに仕事を終わらせたとしても、請求書を発行し、実際に報酬が振り込まれるまでに時間がかかる場合があります。コティマムも7月に取材をして、9月に掲載された記事の原稿料の支払いが11月だったことがあります。
フリーランスは会社員のように毎月決まって振込がある訳ではありません。報酬額が大きくなればなるほど、支払いまでの期間が長いのは地味に痛手です。
「FREENANCE」では、なんと請求書を現金化できます。
収納代行口座として「フリーナンス振込専用口座」を開設し、請求書の振込先をこの「フリーナンス振込専用口座」に変えることで、即日払いを利用できるのです(審査あり)。
手数料は引かれますが、早期に現金化できることでキャッシュフローが改善されます。
また「フリーナンス振込専用口座」を振込先にすることで、クライアントにもこちらの信用度を伝えることができます。フリーランスは企業の看板がない分、信頼してもらうまでに時間がかかります。「FREENANCE」登録時の審査に合格していること、「あんしん補償」により万が一の事態にも対応できることなど、こちらの信用度を依頼主にアピールすることができるのは利点といえます。
コティマム自身は、現在は定期的に原稿料が振り込まれているため、即日払い制度は利用したことはありません。ただ、著作権などは常に意識しなければいけない仕事なので、「あんしん補償」はとてもありがたい制度だと思い登録しています。
【公式サイト】https://freenance.net/
【運営会社】GMOクリエイターズネットワーク株式会社
プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会
これからフリーランスになりたい方、また既にフリーランスとして活動している方にオススメしたいのが、「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」です。
フリーランスによるフリーランスのためのプラットフォームで、独立して個人事業主として活動している方はもちろん、企業にいながら副業などでパラレルワークしている方などが所属しています。無料会員と年会費1万円の一般会員があり、一般会員として所属していれば会社員時代とそこまで変わらない福利厚生やサポートを受けることができます。
その魅力はなんといっても充実の会員サービス!
一般会員であれば、保険、福利厚生、独自優待、コワーキングスペースの使用など、会社員並の福利厚生を利用することができます。
例えば保険では、大手保険会社4社による共同保険を実現。業務中の対物・対人の事故や情報漏えい、著作権侵害などのフリーランスに起こり得る損害リスクに備えた補償を行う「賠償責任保険」が自動で付帯されます。また、収入、怪我、介護保険、弁護士費用保険なども任意加入できます。
会社員の場合は働けなくなっても傷病手当金や労災、失業保険などがありますが、フリーランスは働けなくなった時点で収入が0。補償もありません。そんな時に所得保障などの保険に入っておけば安心です。フリーランス協会に加入しておけば、こうした保険に入ることができます。
また大手企業も導入している福利厚生サービス「WELBOX」を利用できるのもポイント。
全国3,000施設の健康診断や人間ドッグの割引、国内・海外旅行、マッサージなどのリラクゼーション、グルメ、ショッピング、引越しやお祝い支援制度など、豊富な福利厚生を選んで利用することができます。会社員の場合は保養所や独自の支援金などがある企業も多いですが、フリーランスでもこうした福利厚生を使うことができるのです。
また確定申告の相談や法律・会計相談、報酬即日払い、chatworkの「パーソナルプラン」の無料利用、ホームページ制作サービスなど、フリーランスの方にあると便利なサービスを任意加入で使用することができます。
無料・一般会員ともに個人のプロフィールを掲載できるため、お仕事のマッチングや仲間作りも期待できます。フリーランスに役立つ情報がメールマガジンで配信されるため、加入しておいて間違いのない協会です!
【公式サイト】https://www.freelance-jp.org/
【運営】プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
フリーランス ライフサポート
株式会社クラウドワークスが運営しているのが、在宅ワーカーと仕事発注者をつなぐ総合型クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」。フリーランスの方の中には、「クラウドワークス」で仕事を受注している方も多いと思います。
クラウドワークスユーザー限定で無料利用できる福利厚生サービスが、「フリーランス ライフサポート」です。「お仕事サポート」「スキルアップ支援」「福利厚生・ライフサポート」の3つのサービスで利用者を支えています。
「お仕事サポート」では、「ピクスタ」や「マネーフォワード」など多くの提携企業のサービスを無料、または割引料金で利用できます。例えば写真素材の購入や、確定申告のサポート、ワーキングスペースやベビーシッターの利用など、フリーランスの労働環境を支援するサービスを使うことができます。
「スキルアップ支援」では、セミナーや勉強会を定期的に開催。提携企業による語学レッスンやデザイン、プログラミング講座などもお得に受講できます。
そして「福利厚生サービス」では、トラベルやレジャーなど、全国23万を超える施設を割引で利用可能。育児・介護サービスやスポーツ・フィットネス、エンタメなど、さまざまな福利厚生を使うことができます。ただし、この「福利厚生サービス」は、クラウドワークスで毎月3,000円以上の報酬を獲得し続けているユーザー限定です。
コティマムはクラウドワークスユーザーではないのですが、クラウドワークスの利用者は、「フリーランス ライフサポート」に登録してみてはいかがでしょうか?
【公式サイト】https://crowdworks.jp/u/welfare
【運営会社】株式会社クラウドワークス
フリーランストータルサポート/ランサーズ
「クラウドワークス」と並ぶ大手クラウドソーシング仕事依頼サイトが、株式会社ランサーズが運営する「ランサーズ」。こちらもランサーズユーザー向けに、税務サポートや福利厚生、スキルアップ教育などを提供する「フリーランストータルサポート」を行っています。
大企業も導入している福利厚生プログラムを提供する「Lancers クラブオフ」では、全国25万以上の施設で優待や割引が可能。ヘルスケアやフィットネス、旅行、美容などの施設やお店がお得に利用できます。ただし3ヵ月連続で月額5,000円以上の報酬を獲得しているランサーズユーザーに限ります。
また会計・法律関係のサポートや、融資の相談までできるのも「フリーランストータルサポート」の強み。個人や小さな事業所では融資の相談も難しいことが多いですが、同サービスの「フリーランスレンディング」を利用すれば必要な費用の相談も可能です。
【公式サイト】https://www.lancers.jp/benefit
【運営会社】株式会社ランサーズ
ベネフィットステーション
福利厚生やインセンティブ事業を行っている株式会社ベネフィット・ワンが提供しているサービスが「ベネフィットステーション」です。
こちらはフリーランスなどの個人はもちろん、福利厚生を導入したい企業も登録すれば利用できます。企業の福利厚生担当者からも選ばれているサービスです。自身が登録していれば、本人と配偶者、それぞれの二親等まで割引料金が適用できます。
なんといっても魅力は、140万件以上の会員割引サービス。
レジャー、リラクゼーション、グルメ、スポーツ、エンタメ、学習、ショッピングなどさまざまなサービスを、地域・世代間の格差なく何度でも利用できるのです!
豊富なメニューがそろっているので、「何を選んでいいかわからない」と贅沢な悩みまで出てきそう。そんな場合も大丈夫!サイト上では人気サービスやアクセスランキングがアップされ、「ファミリー旅行特集」や「パパママ応援特集」などオススメサービスの特集も組まれています。
どんなサービスを利用するかじっくりチェックしてみましょう!
【公式サイト】https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/top/top.faces
【運営会社】株式会社ベネフィット・ワン
JSC総合保障
「JSC総合保障」は、インターネット・ビジネスに関わる異業種の小規模事業者やフリーランス、自営業者が加入できる組合「全国デジタル・オープン・ネットワーク」独自の福利厚生です。
システム開発、コンテンツ制作、コンサルティング、教育・セミナーなどさまざまなインターネット・ビジネスに携わっている人々が組合員となり、会費や保険料を払うことで相互に助け合います。
「JSC総合保障」は、小規模事業者やフリーランスが実際に必要だと感じた保障を組み合わせた制度。民間で働いている人にはわからない視点から、小規模事業者やフリーランスを支える保障内容を備えています。
例えば、通常のフリーランスにはない出産祝金や結婚祝金、就学祝金のほか、育児休業補償金や介護費用助成金などもサポート。病気や怪我に備えた入院見舞金や業務上災害見舞金、死亡弔慰金・見舞金なども保障に含まれています。オプション保障をつければ、働けなくなった場合の所得補償保険や自然災害共済付火災共済などにも加入できます。
会社員にとっては当たり前の保障も、フリーランスでは何もないのが当たり前。
しかし「JSC総合保障」なら、会社員並の保障を受けることができます。
また全国デジタル・オープン・ネットワークに加入することで、ビジネス交流会や勉強会の参加も可能に。組合を窓口にしてクライアントからの受注を共同で受ける場合もあるため、今後の仕事につながる可能性もあります。
インターネット関連の事業を行っているフリーランスの方は、加入を検討してみてはいかがでしょうか?
【公式サイト】http://www.digital.or.jp/index.html
【運営】全国デジタル・オープン・ネットワーク
まとめ
今回は、フリーランスや個人事業主を支えるサービスをご紹介しました。
厚生年金、雇用保険、傷病手当金、育休手当……。
会社員時代は知らない間に「守って」もらっているんですよね。
でも、フリーランスになると自分を支えてくれる保障はぐんと減ります。
また、会社の保養所や割引・優待サービスなども利用できません。
基本的には会社員にだけ与えられている福利厚生ですが、今回紹介したサービスを利用すれば、フリーランスや個人事業主でも保障や福利厚生を受けることが可能です。
不安定なフリーランスだからこそ、フリーランス独自の保険やサービスでしっかり自分の生活を守っていきましょう!
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